新宿でミュージアム・アートを楽しむ
美術館や記念館、屋外展示のオブジェまで、様々な芸術・文化に触れられるまち新宿。
日本を代表する芸術家や世界的アーティスト、さらには新宿ゆかりの作品の数々は、どれも必見です。
洋画家・東郷青児の油彩など約240点のほか、ゴーギャン、セザンヌなど国内外作家の作品約640点を収蔵。年5回ほど企画展を開催、ゴッホ《ひまわり》は常設展示です。
新宿区名誉区民である前衛芸術家・草間彌生氏の作品や、貴重な関連資料を展示。この美術館から、草間氏が繰り返し訴えてきた世界平和や人間愛を広く世界に発信します。
オリンピックの歴史や意義について学ぶことができます。歴代オリンピックに関する展示や映像、聖火台のモニュメントなど見どころ盛りだくさん。アスリートの身体能力に挑戦できる体験コーナーも。
「放浪記」「浮雲」などで知られる作家・林芙美子が、昭和16年から約10年間、亡くなるまで住んだ数寄屋風に造られた邸宅。茶の間や書斎、台所などから、芙美子の暮らしぶりを垣間見ることができます。
2014年、ビルの建て替えに伴い美術館を開設。明治時代末期から昭和初期まで、数多くの芸術家や文化人たちが集った中村屋だからこそ所有できた貴重な芸術作品を展示しています。
書斎内の家具・調度品・文具は、資料を所蔵する県立神奈川近代文学館の協力により再現。書棚の洋書は東北大学附属図書館の協力により、同館が所蔵する「漱石文庫」の蔵書の背表紙を撮影し、製作された。
夏目漱石が晩年を過ごした旧居「漱石山房」の再現は本邦初。展示室の見学の他に、図書室やカフェで著書や関連本などを気軽に閲覧することができます。
目を引くユニークなビジュアル
“学生がプロとして羽ばたいていく”を表現する、「繭(COCOON)」をモチーフにつくられた校舎です。昼と夜で異なる表情を見ることができます。
アート巡りの待ち合わせはここで
豊かなまちづくりを目指すアートプログラムの一環として、芸術家・ロバート・インディアナが制作した真っ赤な色が目を引くオブジェ。
新宿区西新宿6-5-1
街角に佇む和モダンなビル
建築家・明石信道が手掛けた、縦格子の八角形ブロックを積み上げた形の特徴的なビル。地下2階では、茶陶を中心に全国の陶磁器などを展示・販売しています。
木の香りに包まれて伝統建築を学ぶ
日本の木造建築の象徴ともいえる、木組みに触れられる博物館。左官などの伝統技術や漆などの素材も紹介しています。
新宿区西早稲田2-3-26 ☎ 03-3209-0430
※月1回土曜日開館
消防ヘリの操縦席に乗ってみよう
約8,000点の資料から消防の歴史を学ぶことができる博物館。間近で見るはしご車や消防ヘリは迫力満点。
戦争体験のない世代にもわかりやすく展示
戦争が終わってからも労苦体験をされた兵士、シベリア抑留者、海外からの引揚者について、資料の他、映像やジオラマなどで紹介。
おもちゃを創る・遊ぶ・学ぶ体験型美術館
世界各国のおもちゃで遊んだり、制作したりすることができます。廃校を利用した建物もどこか懐かしい。小さいお子さまから大人まで楽しめます。
新宿区四谷4-20 四谷ひろば内 ☎ 03-5367-9601
※2時間入れ替え制・事前予約制で開館(2021年1月現在)
新宿plus 2021特別号 2021年1月発行特集「新宿アート・ミュージアム」